(7号掲載)
この国でしてはいけない話に、野球、宗教、政治があると言われているが本当だろうか。
ぼくは野球にはほとんど興味がない。熱心にみた野球は米国に渡った野茂英雄と「アパッチ野球軍」だ。宗教に関しては身近な友人、知人に何かしらの宗教を信じている人は少ないとはいえ、いることにはいる。だからといってそのことでその人との関係や印象が変わったりはしない。政治はどうだろうか。これには正直言って興味はある。興味があるというより、好きと言ってもいいかもしれない。誤解してほしくないのだが、ぼくは市議会議員になりたいとか、若手リーダー!(若くない)と呼ばれたいわけじゃない。さらにいえば、どこの政党を支持しているとか、どの代議士を応援しているとかいう「生臭い」話をしたいわけでもない。ぼくが政治に興味があるのは、この社会がどうなっているのかを知りたいからだ。そして、そこに生きている人が何を考え、どんな面白いことをやっているのか、そんな話を聞きたいと思っているからだ。
いい町というのは、いい店や面白い人がいくつも集まってできるもので、そんな人たちを『やうやう』では紹介したり、考えていることをコラムとして載せたいと思っている。わかってくれるだろうか?別にぼくがなにかしらの考えを流布したいわけでもないし、ましてや何かしらのイデオロギーだけで集まってこのフリーペーパーをやっていきたいわけでもない。あえて言えば、ぼくがしたいことはこの『やうやう』を続けたい、それだけだ。この『やうやう』を苦労しながら(本当につらい)つくっているのは、この町に住む色々な人の考えや意見を聞いてみたい、それがぼくが考える政治であり、それが町をつくるということだと思っている。『やうやう』も2年目に突入しました。今後ともよろしくお願いいたします。
文・土屋耕二
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