久しぶりに帰ってきて感じた鹿屋

 鹿屋を離れて10年弱とはいえ実家はあるわけで、盆正月には帰ってきていた。だから、そこまでポジティブにもネガティブにも「鹿屋は変わったなぁ」という感想を持っているわけではない。
 でも、久しぶりに暮らしてみて、鹿屋の暮らしやすさについてヒシヒシと感じている。それは、10年前に鹿屋で暮らしていた頃には、当たり前のこととして享受していたことであった。同意してくれる方がどれだけいるかはわからないけれど、「暮らす」に絞って言えば、東京よりも鹿屋の方が断然暮らしやすい。「そんなことあるわけないでしょ!」と速攻で思ったあなたに、東京暮らしのリアルを少しだけお届けしたい。

 東京暮らしの頃、お米・お水・トイレットペーパー・ティッシュペーパーなどは、買うのが億劫だった。これらは生活必需品かつ「重いもの」「嵩張るもの」だ。東京は公共交通機関が充実しているので日常の移動はとても便利なのだが、公共交通機関メインの生活は徒歩の生活と同意だ。よって、先ほどあげたものも、手に持って歩いて帰らなければならない。雨の日、風の日、自分の体調がイマイチの日、想像してみてほしい、徒歩でテクテク重いものや嵩張るものを持ち帰る姿を。Imagin all the people
そして、きっとこちらの皆さんにとって意外だと思うことはまだある。私が暮らしていたのは東京でもだいぶ都会の方だったけれども、スーパーは夜9時には閉まっていた。他の区で暮らす人にも聞いてみたけど、やはり閉まるといっていた。残業で遅くなった日はスーパーに間に合わなかったりするが、トイレットペーパーなどは絶対に補給を諦められない。そういうときは、コンビニに商品があるのを祈って、高い値段で買って帰らなくてはならないのだ。

 まあ、最後の方はネットスーパーに頼っていたけど、ネットスーパーだって、送料が発生するし、夜に生活必需品がないのに気がついても、もちろん翌日以降の配達である。日常にもお金と計画性が必要なのが、東京の暮らしである。

 だから、東京に比べて鹿屋の便利なことって言ったらはかりしれない。
車だったら、重たいものや嵩張る荷物を余裕で運んでくれる。トイレットペーパーとお米を同時に買っても無問題!!もう傘をさしながら、大きなものを徒歩で持ち帰らなくてもいい。そして、鹿屋は24時間営業のスーパーが何店舗もあるから、時間に関係なく買い物ができる。仕事のように計画性や効率をきっちりと日常でも考える必要があるなんて、神様、勘弁してください。私はそういう性格ではないのです!計画的に暮らさなくても、生活必需品の補給に困らない、それが断然東京よりも便利な鹿屋の暮らし、ビバ鹿屋暮らし!

文・谷村 亜希子 (たにむー)

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