「妻が家計が厳しいのに好きに買い物をします」

 私は鹿児島市在住の会社員(33)で、妻と二人暮らしです。結婚して3年になります。最近は、給料がすこし上がってもその他の生活費や物価があがっているので家計はいつまでたっても余裕がでてきません。基本的に妻に生活費を渡してその中でやりくりしてもらっています。ただ、妻は着物が好きで、年に一度だけ3、40万円の着物を買うことをこれまでずっと約束をしてきました。しかし、それも難しくなってきたので、そのことを妻に伝えると「ありえない。あなたが家で飲むビールを発泡酒に変えて」と言ってきました。私はどうしたらいいのでしょうか。妻とはこれまでもこれからも楽しく暮らしたいと思いますし、愛しています。どうぞよろしくお願いいたします。


旦那さんの給料を取り合うのは不健全

 ご相談ありがとうございます。家計に余裕がないのに、奥さんが着物を買いたいと言っているという相談ですね。どこの家庭にもありそうな悩みで、いい回答になるかはわかりませんが今回も精一杯お答えしたいと思います。

 奥さんが自分で稼いだお金で着物を買うのであればなんの問題もないと思います。どうしても欲しければ、奥さんが副業してでも買えばいいし、もし専業主婦の場合なら今すぐ働きに出たらいいと思います。現在は政府もあげて「投資、投資」と言っていますが、投資で儲かるのは資本家だけです。私たち庶民はお金がほしいなら倹約しつつ、一生懸命に働く、これにつきます。
 あと、家庭のお金を奥さんに任せているということですが、お互いが自立した大人としてそれぞれができる範囲で働き、ご家庭のことは二人で負担のバランスを考えるというのがこれから大事なのではないでしょうか。旦那さんの給料を夫婦で取り合うような形は、不健全で長続きしないように思います。

解決の方法はいくらでもあります。

 問題解決の一つの方法を紹介したいと思います。まずは①「解決したい問題」と②「究極の目的」を書きます。今回の場合の①「解決したい問題」は、A着物を買うB着物を買わないです。そのときに②「究極の目的」に対してABがどのように関与するかを考えてみます。ここでは②「究極の目的」を【家庭円満】にしてみましょう。(これはなんでもいいです。お金持ちになりたい、自分の趣味の時間を確保したいなどでもいいです。)A着物を買う場合が家庭円満にどのように寄与するかは、a奥さんが幸せな気持ちになる)ですね。B着物を買わない場合はb家計が助かる)となります。
 ここまできたら、解決の方法はいくらでも考えられます。ようは、着物を買おうが買わまいが、究極の目的を達成するために、‌Ab着物を買うが、家計は助かる」かBa着物は買わないが奥さんが幸せ」の状態にすればいいわけです。Abを実現するために、奥さんが働くのもいいと思いますし、着物を買って、転売する事業をはじめるのもいいかもしれません。あるいはBaを実現するために、奥さんが着物を買うことや着ることでどのように幸せになるのかをじっくり聞いてあげることで、それがほかのもので代替できるかを二人で考えて見てください。もしそれが見つかればお二人にとっても幸せなことなので、楽しんで捜してみてください。

 最後に、「ビールを発泡酒に変えて」とありましたが、これが出てきたら夫婦仲は黄色信号です。この不毛すぎる要請の先には、選択を間違えると最悪離婚という道も見えてくるので気をつけてください。この小さな躓きを放置しているとビールから発泡酒、さらには第三のビールまではあっという間です。これがさらにストロングゼロになるようなら、これは完全に次のステージです。生命保険の掛け金が増えていないかなど確認が必要かもしれません。

回答者 鹿屋在住の人生相談のプロ

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