はじめに

(9号掲載)

『やうやう』9号をお届けします。そう、やうやうは終わってはいなかった。

 もう完全に終わっていたと思っていたものが復活した。

 詳しいことはあとがきで書かせていただくとして、とにかく『やうやう』は終わっていなかったのだ。

 今号はインタビューを多めにお届けする。鹿屋市の「MQ9」に「森のようちえん」、さらには鹿児島の政治においてこれから間違いなくキーマンとなる方から話を聞いた。

 刊行までにかなりの時間を要したので、話題がややふるいと感じる人もいるかもしれないが、ほんとうにそうだろうか?

 それぞれの問題意識は発言の本質的な意味はなにも古びていない。そんな想いで特集を組んだ。

 ぼくは今回、格闘技についての長めの文章を書いたが、この巻頭コラムを格闘技映画『キッズリターン』のセリフで締めたいと思う。

「まーちゃん、俺たちもう終わっちゃったのかなぁ?」「バカヤロー、まだ始まっちゃいねぇよ」

 ぼくもそうだ。あなたもきっとそうだ。

 そして、『やうやう』もそうである。

 これからもよろしくお願いします。

文・土屋耕二

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