(10号掲載)
2020年に創刊し、最近は休刊状態が長く続いていたのですが先日やっと9号が発行されました。9号は友人の手助けもありましたが、編集は筆者だけという体制だったので、これまで書いた文章やインタビューを掲載した同人誌の形を取らせていただきました。(500円で売ってます。)このような状況でしたが、「やうやう」を手伝いたいという人が現れてくれて、フリーペーパーとして再び動き出しました。記念すべき10号である今号からは誌面サイズも変わり名称をZINE「やうやう」とさせていただきます。
「やうやう」は蘇ります。何度も死んでは生き返る魁男塾の男たちのように、JOJOのモハメド・アヴドゥルのように、DGのフリーザのように、「やうやう」は何度も復活するのです。(例えが昔のジャンプばかりで、歳もばれるし頭もわるいですね・・)
日本の起業家は、世界各国に比べて年齢が若いと言われています。29歳のときに商売をはじめた筆者もそうですが、若さと勢いだけがある「勘違い」した人間が起業しがちです。海外では起業する平均年齢は45歳くらいと言われています。それまでの人生や仕事で得た経験をうまく活かして起業を成功に導けるので、歳をとってからの挑戦の方がうまくいくのです。何も若さと勢いだけが生きる道ではありません。
東浩紀著「訂正する力」という新書があります。これはさまざまな面で硬直化し、新しいことへ挑戦することができなくなっている、いまの日本社会を網羅的に記しているものです。筆者の理解ではあそこで語られているのは「これまでの蓄積を活かしながら、何度でも再挑戦する力」です。
『文化を書く、紹介する。コミュニティを生むZINE』というコンセプトは変わらず、独自の視点でここ大隅、鹿屋で活躍する人やお店、会社を紹介していきたいと思います。定期的に発行し、内容もこれからはあまり尖らずに(たぶん・・)より多くの読者に届くようにしていきたいと思っています。
再始動した「やうやう」にご期待ください。引き続き応援いただけると嬉しいです。
文・やうやう編集長 土屋耕二
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