(16号掲載)
やうやうをはじめる前からいくつかやりたいことはありました。一つは鹿屋のスーパーに置いてもらうことと、ホームページの開設です。この二つのことを最近実現できました。広告主や執筆者、読者の皆さんに改めて感謝いたします。
ホームページは、編集部の人たち(ぼく意外!)が手作りで作ったものです。最新号の全ページを読むことができますし、これまでのやうやうに掲載した文章やマンガをすべて載せようと思っています。(更新は少しずつではあるので、気長にお待ちください。)
やうやう誌面は経費や作業の問題もありどんなものでも掲載できるというわけではないですが、ホームページがあればそれも可能です。なにか書きたい人や作品を発表したい人などの拠点になれたらと思っていますので、ぜひお声掛けください。ほかにもホームページでできることを構想中です。
先日、映画ラストマイルをリナシティに見に行きました。この作品はAmazonを思わせる会社で、システムを止めることが許されず、心をすり減らしながらも働いている人々が描かれています。どんなシステムにも安全便利快適などの良い面だけではなく、負の側面があるものです。
それはAmazonだけではありません。例えば日本における労働環境システムとメンタル不調の関係や、選挙システムとSNSの問題もそうです。そのことをどうにか改善できないかと、様々な取り組みや考えがありますが、容易に改善しないのは私たちがそのシステムから下りることが(安全便利快適を理由に)簡単にはできないからです。(できると言う人もいますが)
インターネットはかつて「2ちゃん」を中心に殺伐としていると言われていました。現在も「闇バイト」問題のように殺伐としたものなのかもしれません。しかし、負の側面ばかりじゃないことを知っている人は知っています。SNSでは簡単には発見できませんが、インターネット上で親密な関係を構築できている場所はたしかに存在します。
やうやうもホームページを通してそのようなコミュニティをつくれないか。そんなことを夢見ているのです。ホームページも合わせて今後のやうやうにご期待いただければ幸いです。
文・やうやう編集長 土屋耕二
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